苦心作の動画をDVDに書き込みして、いざDVDプレーヤーで見てみようと思ったら…
「あれっ!」再生できないじゃん。
そんなことありませんか?
プロフィールに書いてあるように、わたくし映像制作会社で映像の編集しています。^^
お客様からよく相談うけた(今も)のが、この「DVDに動画書き込みしたのにプレーヤーで再生できないのはなぜ?」です。
そこで今回は、間違いなくDVDが再生される書き込み方をご説明しますね。
DVDに書き込みする時というのは、次のような時ではないですか?
ほとんどの人が、このどちらかではないかと思います。
それでは問題の「DVDプレーヤーで再生できない」ですが、DVDプレーヤーで再生するにはDVD-video規格にそって書き込まないと再生できないんですね。
もちろん、書き込み方法も変わってきます。
DVD-video規格とは、を説明すると頭痛くなる人が多いので、今回は割愛しますね。^^
NTSCやPALなどのテレビ形式、地域コード(リージョンコード)、DVDに収められる映像の大きさ等など決まり事があります。
全部理解しないまでも、このような規格があるってことだけ知ってれば大丈夫です。
まず、動画なら編集済みのファイル(mp4,mpeg,mov,H264等)をそのままDVDに書き込んでもプレーヤーでは再生できません。
DVD-video規格にするためにオーサリングという作業が必要になってくるんですね。
この作業を行うソフトがオーサリングソフトというものです。メニューを付ける場合もこのソフトを使います。
なんだか小難しくなってきましたが、大丈夫ですよ!
要は、DVDを再生するには、自分で作った動画ファイルをテレビで見れるように規格に合わせるってことです。
ここまで、大丈夫ですか?
で、オーサリングソフトについてお話します。
このオーサリングソフトは無料と有料のモノがあります。
極力お金をかけたくないのであれば、無料のものでも全然OKです。
オーサリングが済むとvideo_TSとaudio_TSの2つのフォルダが出来上がります。
video_TSのフォルダの中には、いろいろなファイルが入っていますが、audio_TSのフォルダには何も入っていません。
フォルダだけ出来上がります。
audio_TSは必ずしも必要ではありませんが、一般にvideo_TSといっしょにDVDに書き込みます。
ここまでをまとめますと、動画ファイルのオーサリングが済むと、video_TSとaudio_TSというフォルダが出来上がる。
TSとはTitle Set(タイトルセット)の略です。
このvideo_TSとaudio_TSさえ作ってしまえばコッチのものです。^^
あとは、この2つのフォルダをDVDに放り投げて(書き込むソフトはなんでもよい)書き込めば出来上がりです。
これで市販のDVDプレーヤーで再生できます。
で、肝心のオーサリングソフトですが、無料と有料のものがあります。
断然有料のほうが使い勝手はいいですし、出来上がりも小躍りするほどきれいです。
ということで、まずはフリーソフトを紹介しますね。
そのあとに、有料のソフトを無料で使う方法を紹介します。
私も使用しているオーサリングソフトなので、詳しくレクチャーしながら説明します。
WinX DVD Authorは下記からダウンロードできます。
https://www.winxdvd.com/dvd-author/index-jp.htm
いろいろなフリーソフトがありますが、多数紹介しても迷うばかりで、「結局どれよ?」ってことになりますので、あえて一つだけ紹介します。
使い方はこちらのサイトがわかりやすいですよ。
http://donkichirou.blog27.fc2.com/blog-entry-187.html
ちなみに、もう一つ紹介するとしたら、定番中の定番、ImgBurnでしょうかね。
ダウンロードは下記から出来ます。
http://fileforum.betanews.com/detail/ImgBurn/1128426215/1
私が使っているオーサリングソフトは有料のTMPGEnc Authoring Works 6(ティーエムペグエンク オーサリングワークス 6)というソフトです。(Windows)
現在はバージョン6ですがバージョン4から使い続けています。
価格はAmazonさんでも1万円くらいなので、手が届かない価格ではありません。
実はこの優れた有料ソフトが無料で手に入ります。
動画変換に優秀で、とてもきれいに書き出せる業界でも定評あるソフトなんですよ。
ピンときた人もいるかと思いますが、30日間無料体験版というものです。
体験版だからといっても、製品版と同じで機能制限はありません。
通常、こういった有料ソフトの無料体験版は、DVDに書き込めなかったり、書き込もうとするとロゴが入ったりと色々と制限があります。
たとえば、あなたが結婚式の余興DVDを作ろうとしているのであれば、30日もあればお釣りくるでしょう?
このソフトを使えばいいですよ。
簡単な使い方はこれからレクチャーしますので安心して下さい。
いっしょにやれば迷うことなくできますから。
まず、ダウンロードしてPCにインストールします。
そうそう、現在のバージョン6から、Windowsで64ビット専用ソフトになりました。
ダウンロードする前に自分のPCが64ビットであることを確認してくださいね。
Windows7の確認方法はこちらです。
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=011799
インストールが済んだら、デスクトップにできたアイコンをダブルクリックして起動します。
すると製品版か体験版かの画面になりますので、体験版の法をクリック。
出力フォーマットに注意して「新規プロジェクト」をクリック。
ファイル追加ウィザードが立ち上がりますので、キャンセルをクリックしてこの画面を消します。
このような画面になります。
ここに動画ファイルをドラッグ・アンド・ドロップして読み込みます。
そうするとこのようなカット編集画面になります。
ここでメニューをつける時はキャプチャを打つ作業をしますが、今回はメニューは付けないのでこのまま「OK」をクリックします。
次に、トラックの設定をします。
設定をクリック。
映像設定のタブをクリックします。
ビットレートは初期値は6Mbps(多分)ですので、動画の尺(長さ)に合わせてビットレートを変更します。
必ず変更しなければならないというわけではありません。
6Mbpsのままでも構いません。
最後にOKをクリックします。
次にメニューの設定です。
メニューのタブをクリック。
今回はメニュー付けませんので、アスペクト比が16:9になっていることを確認して「メニューを作成しない」クリック。
シミュレーションタグをクリック。
DVDプレーヤーで見れるかどうか確認します。
スタートをクリックすると、実際に動画が再生されます。
確認できたら、左下の終了ボタンをクリックして画面を閉じます。
次に「書き出し」のタブをクリック。
空のDVDをセットして、「書き出し終了後、DVD/BDに書き込みを行う」にチェックを入れて
左下の「書き出し開始」をクリック。
勝手にオーサリングしてその後書き込みソフトを起ち上げて書き込みが始まります。
出来上がるとDVDが出てきます。
ドライブ/メディア設定の下に「書き込み枚数」の設定があります。
なのでDVD2枚作りたかったら、「2」にすればOKです。
今回はいかがだったでしょうか?
DVDをよく作るようでしたら、今回紹介したTMPGEnc Authoring Works 6は持っていても損はないかと思います。
ざっと説明しましたが、かなり細かいこともできる優秀なソフトで超オススメです♪
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ダウンロードしたImgBurnは英語表記になって悩んでいます。どうすれば日本語化にしますか。
コメントありがとうございます。
ImgBurnの日本語化は下記のサイトで日本語化パッチファイルを配布していますので
ダウンロードして日本語化してください。
日本語化工房
https://www.nihongoka.com/jpatch_main/imgburn/
手順も説明してありますのでそのとおり実行すれば日本語になりますよ。