冬場の寒い時に車の暖房をONにすると、一気に窓ガラスが曇って焦ったことありませんか?
事前に曇り止めを塗っておくと言う手もありますが、手間暇かかりますよね。そんなことしなくても一発で曇りを取る方法があるんですよ。
それから普段捨ててしまうものを車内に置いておくだけでも曇らなくなるんです。今回はそんな方法を説明しますね。
寒い車内で暖房を入れたら全面の窓ガラスが一面真っ白!という経験は誰にでもあるかと思います。そんな時は外気導入にして風向きをフロントガラスへ切り替え、風量を最大にします。
それからACスイッチ(A/Cと表示する車種もある)をONにすると除湿機能が働き曇りが取れます。
これはマニュアルエアコンの場合ですが、オートエアコンの場合は超簡単です。デフロスタースイッチを押すだけです。^^
ちなみに曇りを取るにはデフロスターとデフォッガーというふたつのスイッチがあります。
このスイッチ理解してますか?
デフロスタースイッチとは、前面ガラスの曇りを取るためのスイッチです。
マニュアルエアコンの場合はこのスイッチを入れると風向きがフロントガラス真下から吹き上げる状態になります。それから外気導入、風量を変えてエアコンをONにすると徐々に曇りが取れます。
オートエアコンの場合は、デフロスタースイッチをONにするだけでエアコン、風向き、風量が自動的に切り替わり窓の曇りをとります。
一方、デフォッガースイッチとは、車内後方の窓ガラスの曇りを取るスイッチです。
このスイッチは前面ガラスのときとは違い、ガラスに貼られた電熱線を温めて曇りを取る仕組みです。なのでエアコンON,OFFにかかわらず機能します。
ただ、デフォッガーは消費電力が大きいため、バッテリーに負担がかかります。そのため一定時間経過すると勝手に切れるようになっているんですね。
スイッチを入れたのを忘れてそのままでいると、最悪バッテリーが上がってしまいますからね。^^
いちいち面倒だなぁ〜と思いましたか?
でも、大丈夫ですよ。
そもそも窓ガラスが曇らないようにすればいいわけですよね?
では、曇らないようにするにはどうすればいいか見ていくことにしましょう。
まずは曇る原因を探ってみましょう。
曇る原因というのは、温度や湿度による結露なんですね。寒いところから湿度が高く暖かい部屋へ入るとメガネが曇ることがありますよね?
このように、車内の冷たい空気が暖房により暖められると空気中の水蒸気が水滴になります。これが曇る原因なんですね。
では結露を取る方法を見ていくことにします。
現在の車には標準でエアコンがついていますよね?
昔はオプションだったとか・・・・
エアコンには除湿機能というものがあります。ここでちょっと考えてほしいのですが、エアコンといえば冷房、暖房、除湿などの機能がありますよね?
しかし、この機能は一般家庭用エアコンの場合で、車のエアコンは家庭用エアコンと同じではないんです。
車のエアコンには暖房機能はありません!
「えっ!?」って思いましたか?
言い間違えではありません。車のエアコンには暖房機能は備わっていないんです。
冷房と除湿機能のみなんですね。
AC(A/C)とは、エア・コンデショナーの略です。エアコンと言うと勘違いしやすいのですが、車の場合は冷房・除湿のみで俗に言う「クーラー」の意味です。
暖房時にACスイッチを入れると、いかにもエアコンの暖房が入ったかのように思いますが、違うんです。除湿機能がONになっただけなんですね。
暖かい風は単純にエンジンの熱を利用したものなんですよ。
ACスイッチを入れるとコンプレッサーが動き出し、設定温度により冷房になったり除湿のみになったりします。冬場はそのままにしておいても差し支えありませんが、コンプレッサーを回す分だけ燃費は悪くなります。
これは車種によって、またはハイブリッド車では顕著に現れます。
ハイブリッド車はエンジンの負担を少なくするため不要なアイドリングをストップさせて燃費を良くしようとします。現在はガゾリン車でもこの機能を取り入れている車が多くなってきました。
古い型のハイブリッド車の場合、エアコンを入れることによりコンプレッサーを回すために動力がいります。そのため信号待ちなど、通常はエンジンがストップするシーンでもストップせず働き続けます。
このようなことから一般に燃費が悪くなると言われています。
しかし、この問題も最近の車では改善され各メーカーはより一層の低燃費に向け力を入れているようです。
いずれにしろ、冬場では窓の曇が取れたらエアコンはOFFにした方が賢明ですね。^^
なお、風量の強弱は燃費に関係なく、バッテリーの消耗に繋がります。
湿気が曇りの原因ですので、普段から湿気を取る工夫をするとあまり曇らなくなります。
たとえば、車内に乾燥剤を置くのもひとつの手ですね。
車用の乾燥剤も販売されてますが、お菓子などに入っている乾燥剤やタンス用の乾燥剤を利用したほうが安上がりです。
お菓子に入っている乾燥剤は捨てないで溜めておき、ある程度溜まったら、不要な靴下やストッキングなど空気性のよい袋に入れて、座席の下においておくもの効果的ですね。
今回はいかがだったでしょうか?
車の暖房は家庭用エアコンと一緒だと勘違いしていた人が多いのではないでしょうか?私もその1人でしたが^^;
まだまだ交通の便がよくない地方では、車のない生活は考えられません。日頃から上手に使ってガソリンを節約したいものですね。