子供が小さいとお遊戯会や運動会などたくさんの行事があります。かわいい動きも残したいのであればビデオカメラ一択ですよね。
でも、ブレブレのビデオではヒンシュクを買います。そこで一脚の出番です。
一脚を使用するか、しないかでは大違いです!なので、今回の記事を参考にぜひ使い方をマスターして腕前をワンランクアップして下さいね。
一脚といえばカメラ(スチールカメラ)と思い込んでいませんか?一脚はビデオカメラにも使えるんですよ。わたしたちプロも使用してます。
使い方は至って簡単です。
ビデオカメラの底にある三脚のネジ穴にねじ込み、あとは高さを決めて、録画スイッチをONすればいいだけなんです。
使ってみるとわかりますが、「こんなに楽ならもっと早く買っておけばよかった」と思うことでしょう。
ただし、注意することもあります。
これから話すことを知っているだけでもかなり見やすい映像になりますよ。^^
三脚と一脚との一番の違いは足の数です。固定できるか否かです。
一脚は足が一本しかないため固定できません(あとで紹介しますが自立できる一脚もあります)常に手で支えていないと、ダメなわけです。ということは、固定できないのでブレるということです。
ブレと言っても手持ちの時のブレとは違うんですね。
今時のビデオカメラには、強力な手ぶれ補正が付いています。なので、一脚のブレはよほどのことがない限り見ていて気持ち悪くなることはありません。
ブレよりも、注意するのは斜めになった映像です。撮り方として故意に斜めにする場合もあるんですよ。
しかし、撮影の基本は「水平、垂直」に撮ることです。
「では、水平器のついてる一脚とか必要なの?」との声が聞こえてきそうですが、三脚ならまだしも、一脚に水平器は必要ないと私は思っています。
なので、水平器に頼らない「水平、垂直の出し方」をお教えしますね。
水平、垂直の基準になるものを利用します。たとえば建物の柱や壁などを利用すると大体水平垂直を出すことができます。
お遊戯会の場合を考えてみましょう。
舞台が一段高くなっていれば、舞台の床(縁)にカメラの液晶の下の部分を合わせれば水平が出せます。
同じように、舞台の垂直なもの(柱等)に液晶の縦を合わせれば垂直がとれます。
大体の目安がわかれば、後は構図を決めるだけでほぼ水平、垂直に撮る事ができますよね。
運動会ではどうでしょう?
校舎やテントの柱などを目安にするといいでしょう。
水平、垂直を気をつけるだけでもかなり見やすい映像になります。それに手持ちと違って長い時間でも疲れないですし、上下左右のはななだしいブレもなくなりますしね。
一脚と三脚の違い知ることで、活用範囲が広がります。
三脚と一脚の違いは、前に話したように足の数が違いますよね?一脚は固定できない反面、場所をとりません。
三脚は3本の足を広げるため、どうしても場所をとります。余裕があるところならまだしも、狭いところでは肩身も狭いですよね。
あとは、一脚の使い方として、人混みの中から撮影する場合前の人が邪魔でなかなか思うように撮れないときってありませんか?
そんなときも一脚の出番です。
カメラの液晶を回転させ一脚を伸ばして上から撮影することもできるんですね。もっと高さが必要な場合はズボンのベルトに一脚の先端を当て固定して撮ることもできます。
あまり重いカメラだと辛いかもですが、民生用の小型カメラなら意外と楽に撮影できます。
人混みの中だけでなく、高い視点からの映像はとても新鮮に見えますので、ぜひお試しください。
今ではいろいろな一脚がラインナップされています。初めて買う場合は安いものでも十分ですよ。十分というより、安いのでいいです。1,000円台からありますので気軽に使ってみましょう。
そして、もっといいのが欲しくなったらランクアップしていけばいいんです。
一脚は自立できないと言いましたが、このような一脚もあります。これはわたしが一眼動画を撮る時に使用している一脚です。
マンフロットMVM500A
足の部分にあるネジをきつく締め付けるとある程度のカメラなら自立します。
もう一本持ってます。
上がManfrotto MVM500A
下がSLIK HANDY PRD EX
三脚のように固定できる一脚もリーベックから発売されています。これは足元にあるスイッチで固定、可動を切り替えられるものです。
発売当時からかなりの人気でなかなか手に入らなかったようです。日本のメーカーも捨てたもんじゃありませんね。参考までにリンク貼っておきますね。
リーベック
https://a.r10.to/hgmqSO
今回はいかがだってでしょうか?
一脚は、「軽く、小さく、安い」の三拍子そろって、なおかつ安定した映像が撮れる機材です。
ビデオカメラだけでなく、デジタルカメラにも使えます。ほとんどのコンパクトデジタルカメラは動画機能もありますので一脚は必須かもしれませんね。
お子さんのイベントは、一脚を使ってしっかりとした映像を残したいものですね。