熱帯夜が続くと熟睡できず、寝不足になったりしませんか?
エアコンをつければいいのですが、エアコンが苦手な人もいますよね。扇風機だけでは生ぬるい風邪でなおさら暑く感じてしまいます。
そこでハッカ油の登場です。
シュシュッと吹きかければ扇風機の風でも冷風に感じます。今回はそんなハッカ油について作り方や活用法を紹介します。
はじめてハッカ油の威力を知ったときはこんなにスースーするものかと、ほんとびっくりでした!今はこのハッカ油と扇風機で暑い夜も熟睡できます。^^
使い方は簡単です。
ハッカ油をシュシュッと顔や体に吹きかけるだけです。あとは扇風機や自然の風でスースーします。
この冷風感は、実際に顔や体を冷やすということではなく、ハッカ油の特性上、涼しく感じるということなんですね。
それに、虫除け作用もあるので、夜中に蚊に刺される確率も減るという、なんともうれしいおまけ付きです。^^;
とはいうものの、ハッカ油の肌への影響は大丈夫なのか心配ですよね?
ハッカ油は、肌に影響なく安全です。ただし、かなり濃くしたり、原液を直接肌にスプレーするのは危険ですので絶対にしないでくださいね。
敏感肌の人は尚更です。ヒリヒリしてかなりの痛みがあります。
こんなことをいうと、怖くて使えないと思うかもですが、薄めて使えば問題ありませんので心配ご無用です。
では、ハッカ油の作り方を紹介しますね。
用意するもの
スプレーボトルに精製水または水を入れて、ハッカ油を数滴入れるだけです。精製水何ミリに対してハッカ油を何ミリの割合で・・・といっても個人差があり清涼感も違います。なので携帯用のスプレーボトルに精製水を入れてハッカ油を2,3滴垂らしてまずはシュッシュしてみましょう。
そのくらいのアバウトさでいいと思います。^^
ただ、ハッカ油は水に溶けず分離してしまいます。そこで無水エタノールを使用します。使用する容器にもよりますが、精製水9:無水エタノール1、ハッカ油数滴位が目安です。
このときにあまり効き目がないからと言って最初からハッカ油を多めにするのはさけましょう。実際に扇風機なり、うちわで風を送ってどのくらいの清涼感があるか確認してくださいね。
経験上、薄めくらいがちょうどいいです。
「無水エタノールを混ぜるのはちょっと・・・」という人は、ハッカ油と精製水だけでも大丈夫ですよ。ただし前にも言ったように分離してしまいますので、よくふって、すぐに吹きかけるようにしてくださいね。
それと大事なことをもう一つあります。
それは、ハッカ油を入れるボトルです。
ハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かす作用があるので容器を選ぶ際には注意が必要です。スプレー容器を購入する際はよく確認して購入しましょう。尚、ポリプロピレン、ポリエチレン、ガラス、陶器等の容器であれば大丈夫です。
ポリスチレンはNGで、ポリエチレンはOKとか紛らわしいですが、ここはしっかりっ確認しましょう。
ポリスチレン(PS)とは
ポリスチレンは原油・ナフサを原料としたスチレンモノマーを重合させて作られるプラスチック樹脂です。
引用:日本スチレン工業会
ハッカ油の清涼感は熱帯夜には欠かせませんが、その他にもいろいろな使い方がありますので、紹介しますね。
虫はハッカ油の匂いは大の苦手です。
体に吹き付けるだけで虫除けになりますよ。キャンプや夏フェスには重宝します。
また網戸に吹きかけると蚊や虫の侵入を防ぎます。生ゴミなどにもシュッシュするとハエが寄り付きません。
虫除け専用で使う場合は、わざわざ精製水を購入するのはもったいないですから水道水で十分です。
ハッカ油の虫除けは強烈です。ただ、一度吹きかければいいというわけではありません。匂いがなくなれば効果も薄れますので注意してくださいね。
お風呂にハッカ油を2,3滴垂らし、よくかき混ぜると入浴剤代わりになります。お風呂上がりも体がス~っとし気持ちいいですよ。
また、シャンプーに混ぜてマッサージするとトニックシャンプーに早変わりです。^^
ハッカ油は制汗剤の代わりにもなります。
夏は汗を書きやすく、足の裏とか蒸れて臭いますよね?そんなときは足の裏にシュッシュするだけで臭いを抑えられます。
なお、制汗剤代わりに使うときは、ミョウバン水でハッカ油を薄めると効果大ですよ。
コップに水を入れてハッカ油を数滴垂らして口を濯ぐだけで、口のニオイを抑え、爽やかな息になります。
また、ミントには胃腸を活発にする効果があるので、体の中からスッキリしますよ。
ハッカ油はいいこと尽くめですが、デメリットもあります。
それは匂いです。あのミントの匂いがどうしても苦手な人もいることでしょう。
あとは、いちいち作るのが面倒。
大量に作り置きができない。などでしょうか?
それと、メーカーにもよりますが、薄めて使うにもかかわらず、ハッカ油が入っているビンの口が大きすぎて、数滴でいいのに注意しないとドバドバ出てしまいます。
管理人はこれが一番困りました。^^;
こういう時に限ってスポイトが見つからないんですよね。この辺はよく確認してから購入するか、スポイトも一緒に買ったほうがいいですよ。
熱帯夜の夜にはハッカ油と扇風機で、エアコンいらずを紹介しました。
ハッカ油を精製水や無水エタノールで薄めてシュッシュするだけで、清涼感を得ることができます。その他にも、虫除けやマウスウォッシュと、いろいろな使い方があります。
値段もさほど高くないので1つ持っていても損はないです。敏感肌の人も自分にあった分量で作ることができるのでとても重宝します。
ただ、ハッカ油を入れる容器には注意が必要です。
この夏はハッカ油を利用して快適に乗り越えましょう!