年末になると決まって「年末調整」や「確定申告」の言葉を耳にしますよね?
会社員であれば、会社が年末調整を行ってくれます。では、派遣社員の場合はどうでしょう?
そもそも、確定申告や年末調整の意味がよくわかってない場合が多く、やり方もどうしていいのやらと悩んでいる人も多くいます。
そこで今回は、派遣社員の場合、確定申告のやり方やそもそも必要なのかどうか?わかりやすく説明しますね。
派遣社員の確定申告で用意する書類は下記の通りです。
とりあえず、お金を支払ったら領収書をもらう癖をつけておきましょう。また、月別に整理しておくだけでも時間短縮になり慌てないですみますよ。
書類が揃ったら国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
https://www.keisan.nta.go.jp/h29/ta_top.htm#bsctrl
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申告書・決算書、収支内訳書等 作成開始
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書面提出
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環境確認
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所得税コーナーへ
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所得の種類選択
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あとは申告書に沿って記入して、最後に印刷して直接税務署に持ち込むか郵送するだけです。
確定申告の提出方法は下記の3つの方法があります。
一番簡単なのはe-Taxです。
e-Taxを使った申告方法は次の2つがあります。
電子証明書を利用する方法は、ICカードリーダー等を準備する必要があるので、おすすめは印刷して提出する方法です。
なお、会社で年末調整が済んでいれば、配偶者や扶養親族は必要ありません。念の為、扶養親族、配偶者について以前書いた記事がありますので参考にしてください。
https://chie-log.com/archives/1318
まず、派遣社員の確定申告の前に、本当に確定申告が必要なのかどうか確認してみましょう。
派遣で働いているということは、派遣会社に登録して派遣先で働いているんですよね?このケースの場合、派遣会社が年末調整を実施しているなら、派遣といえど通常はその年末調整だけでOKです。
年末調整の書類に記入して、派遣会社(派遣先の会社ではない)に提出するだけです。ただし、その他に確定申告が必要なケースもあるので注意が必要です。
では、どういった場合に確定申告が必要になってくるのか見ていくことにしましょう。
派遣社員で確定申告が必要なのは、下記のような人です。
当然ですが、今までいた派遣会社との雇用関係がなくなった場合は、年末調整は行われません。
そんなときは、自分で確定申告をしなければなりません。
派遣会社すべてが年末調整をしてくれるとは限りません。
確定申告は個人で行うという派遣会社も少なくはありません。その時は、次の年の2月16日から3月15日までに確定申告をします。
今や副業は当たり前になってきました。2箇所3箇所で働いている人も多くいるのが現状です。
その場合、副業の合計収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要になってきます。月に換算すると約16,600円未満の副業なら確定申告は必要ありません。
大概は16,600円は超えると思うので確定申告が必要になりますね。^^;
医療費控除は年末調整では除外されているので、確定申告にて所得控除を受けるようになります。
また、災害等による損害がある場合や、住宅ローンがある場合も所得控除が受けることができます。なので確定申告をして税の還付を受けましょう。
今回はいかがだったでしょうか?
派遣社員でも確定申告が必要ない人もいますので、まずはそこを確認するのが先決です。
普段は派遣会社の年末調整だけですみますが、確定申告をすることで少しでも税金が還付されるなら申告しましょう。
一見面倒くさそうですが、意外と簡単だったりしますよ。^^