よく警備員募集のチラシや広告を見ますが、正社員とバイトの違いは何なのでしょう?
また仕事内容できついのはどちらかわかりますか?
今回はわたしが学生の頃警備員のバイトをした経験を元にその違いをお伝えします。
警備員の正社員とバイトの違いは何だと思いますか?
バイトと言っても1日2日のイベント短期間バイトから施設巡回警備などの長期バイトまでいろいろな種類がありますがここでは単に長期バイトとして説明しますね。
大きく分けるとこの2つに絞られるでしょう。
責任感の違いもありますが、これは仕事する上ではバイトも正社員も同じではないかとわたしは思っています。
金銭面で見た場合、バイトのほうがいい場合があります。これは、1週間、1ヶ月とはっきり期間が決められている場合に当てはまります。
しかし、警備の場合はたとえイベントが1週間であっても実質はそれ以上の日数が拘束されます。
どういうことかというと、警備業は現場に出て仕事を行う場合は最低30時間(無資格未経験の場合)の講習を受けなければなりません。この講習を受けてからでないと現場での作業はできないことになっています。
1日8時間講習を受けるとすると、約4日間必要になります。
この4日間の賃金は、改めて出すところもありますが、日給に含まれている場合もあります。
どのような講習かというと、警備法、護身術の基礎を学び、その後、警備内容により学ぶことが違ってきます。
もちろん交通誘導もしかりです。
簡単な仕事のように見えますが、みなさんしっかりと勉強されて仕事をしているわけなんですね。
これは正社員であろうが、バイトであろうが同じです。
なので、たかがバイトとナメてかかると痛い目にあいます。
ひとくちに警備と言ってもどんな種類があるかご存知ですか?
警備業務は、警備業法第2条に書かれています。
このように警備は4つの業務に分かれています。
楽な仕事、きつい仕事は、どんな警備業務の仕事をするかによって違います。
一般にきついといわれるのは、寒さ暑さに関わる警備です。今で言う寒波の時期にいくら防寒着を着ていたとしても外での警備は辛いものです。
あとは、きつい仕事と言われる中には施設内警備でスーパーやホームセンターなどの警備があります。この業務は一見楽そうにみえますが、マニュアル通りにはいかず、対応によってはクレームの対象になってしまう場合もあります。
たとえば、「◯◯はどこにあるの?」「カート持ってきて!」とか・・・
このようなことにも応えなければなりません。警備側からすれば、仕事の依頼を受けているのはスーパーであり、お客さまから直に仕事の依頼を受けているわけではないのですが、こういう場合も臨機応変に対応しなければなりません。
「知らねーよ!」なんて行ったら一発でアウトです。^^;
なので、通常のマニュアル通りとはいかないわけです。ここで警備員の意識の高さが問われます。
正社員もバイトも基本的には仕事の内容は一緒です。会社へのバイトでも社員以上に警備員らしい人もいますしね。
警備の仕事はみんなが思っている以上に奥が深く、会社への報告に始まり報告に終わります。また、事故や事件があった場合は第一報から順に時系列で報告しなければなりません。この報告がとても重要になります。
簡単な例をあげてみますね。
スーパーで事故があり、適切な処理をしたあと
このような感じで報告します。
警備の仕事は誰でもできるかというとそうではありません。
警備業第三条では1から11の項目に細かく分けられています。
警備業第三条を簡単に説明すると、18歳未満、破産者で復権を得てないもの、犯罪者(5年以上経過していないもの)をはじめアルコール中毒、大麻、覚醒剤常習者などは警備の仕事をしてはならないということです。
余談ですが採用された場合、一般の会社よりも多くの書類を提出しなければなりません。
例)
一般の会社でも同じようなものでしょうが、身身分証明書や登記されていない証明書は警備会社独特のものではないでしょうか?
ちなみに身分証明書は免許証ではありません。禁治産者および準禁治産者ではなく、また破産者でないこと証明するものです。この証明は本籍のある市区町村役場で発行します。なので、現住所と本籍が違う場合は注意が必要ですよ。
正社員とバイトの違いとは
きつい業務とは
今回はいかがだったでしょうか?
どんな仕事にもつらい仕事はあります。警備業は一般に楽で誰でもできる仕事と思われがちですが、責任感、正義感が必要になる立派な仕事です。
傍から見て、つらい仕事のように見えても本人にとってやり甲斐がある仕事なら、さほどつらいとは思わないのではないでしょうか?
今回の記事が何らかの形で参考になれば嬉しいです。