血流を良くする食べ物ってご存知ですか?
血液の流れを良くする方法は色々あります。特に食べ物とは、とても深い関係があります。
なぜ血流を良くすることが体にいいのでしょう?実は血流が悪いと万病の元になります。女性に多い冷え性や慢性頭痛の原因になるんです。
それだけではありません!その他にもさまざまな症状や病気の原因となることもあります。
そこで今回は、血流を良くする方法として、効果的な食べ物をピックアップしてみました。
血流を良くする即効性ある食べ物8選
血流を良くする食べ物はたくさんあります。その中でも特に即効性に優れ、効果的な食べ物を紹介しますね。
黒酢
ただの酢でも効果はありますが、黒酢の方がより効果的です。もともと酢には赤血球を柔軟にする働きがあるため、赤血球の形を変えより早く血管内を流れることができます。
即効性にも優れていて、1〜2時間で効果が現れると言われています。
梅肉エキス
梅肉エキスは、まず青梅をすりつぶして出た汁を時間をかけて煮詰めます。その過程において、汁に含まれている「クエン酸」と「エステル」という2つの物質が化学反応を起こしてできる特別な化合物なんです。
こうして作り出される成分を「ムメフラーム」といい、このムメフラームは、赤血球に弾力を持たせる働きがあります。また、形を自由に変えられるため血管の中をよりスムーズに通ることができるのです。
なお、ムメフラームは、梅肉エキスの他に焼き梅干しにも含まれます。
梅干しさまさまですね。^^
納豆
納豆で注目する成分は、「ナットウキナーゼ」です。この酵素は血液の血栓を溶かす働きがあるのが大きな特徴です。
また、血圧を下げる働きもあり、血管を柔らかくし、動脈硬化の予防にも効果的なんです。
青魚
DHAやEPAという成分は聞いたことがあると思います。よく「頭が良くなる」と言われてますよね。
このDHAやEPAは青魚(マグロ、いわし、サンマ、あじ等)の頭の部分や、目の後ろの脂身に多くある“脂肪酸”と呼ばれる成分です。
また、わたしたちの体に欠かせない「必須脂肪酸」を多く含みます。健康や美容に良いとされる“オメガ3脂肪酸”に分類される成分でもあります。
ちなみに、「オメガ3脂肪酸」とはDHA・EPA・αリノレン酸を指します。
魚油に含まれているDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称をいいます。
栄養学では健康のために意識して摂るべき必須脂肪酸として位置づけられており、一般的に脂肪になりにくいとされダイエットに効果的な栄養素と言われています。
血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など幅広い効果が期待されています。
出典:Nature’s Health
お茶
お茶と言ってもいろいろな種類がありますが、飲むならズバリ!緑茶です。
緑茶に含まれる「カテキン」には、抗酸化作用と不飽和脂肪酸がドロドロな血を溶かしてサラサラにする働きがあるのです。
緑茶は、日頃手軽に飲めるのがいいですね。
にんにく
にんにくには強力な抗血栓成分があります。注目は、「アリシン」成分。このアリシンは、にんにくに含まれる「アリイン」が変化してできる成分です。
また、にんにくの調理過程でできる「スルフィド類」も血流を良くするには、欠かせない成分なんです。
スルフィド類は、抗血栓成分でこれにより血管が詰まりにくくなります。心筋梗塞、脳梗塞の予防にも欠かせません。
玉ねぎ、長ネギ
特に玉ねぎには、硫化アリル成分が多く含まれています。
玉ねぎを調理すると涙が出ますよね?あれが硫化アリル成分なんです。酸化アリルにも種類があり、血流を良くするのが調理後に変化するアリシンという香気成分なんです。
血小板には凝固作用があります。アリシンがこの凝固作用を抑え、血栓ができにくくする働きをするのです。
ありがたいですね。^^
なお、玉ねぎを食べる際は、切ってから15分程度そのままにしておくと、より効果的な成分を作り出します。これは玉ねぎの細胞を空気にさらすことで、本来の成分がより強く変化するためです。
ビール
えっ、アルコールもいいの?って話ですよね。^^;
「酒は百薬の長」と言われるように少量のアルコールは血流を良くします。
日本酒、赤ワイン、ビール等のアルコールの中でもビールが最も血流を改善させたとの実験結果もあります。
ビール意外は効果なかったかというとそうではなく、日本酒、赤ワインとも改善はしたものの、単に血小板の凝固作用を抑えるに過ぎなかったためです。
なお、飲みすぎると、血流を良くするどころか、逆効果になり血流は悪くなりますので注意が必要です。適量とは1日2合以下です。
よく血をサラサラにする食べ物は「お魚好きやね」です。これだと覚えやすいですね。
「お」→お茶
「さ」→魚
「か」→海藻類
「な」→納豆
「す」→酢
「き」→きのこ類
「や」→野菜
「ね」→ネギ類
血流が引き起こす症状、病気とは?
血流が悪い状態だと、栄養が毛細血管の先端まで行き渡らず、脳梗塞や心筋梗塞など恐ろしい病気の原因になることもあります。
血流が原因で引き起こす症状や病気は下記の通りです。
- 冷え性
- 倦怠感
- 便秘
- 疲労感
- 肌あれ(乾燥肌)
- 食欲不振
- 痙攣
- 関節痛
- 肩こり
- 首こり
- 腰痛
- むくみ
脳卒中(梗塞) めまい、ろれつが回らない、物をつかみ損ねる
狭心症、心筋梗塞 喉の渇き、関節痛(肘の痛み等)
閉塞性動脈硬化症 よく足がつる
アルツハイマー型認知症
糖尿病
慢性頭痛(片頭痛)
高血圧
血流のセルフチェック
血流計は血圧計とは違いかなり高額です。下記のサイトで血流チェックできますので紹介します。
なお、血流と血行の違いは、
- 血流→血のめぐり、血の流れ。
- 血行→体内を循環、血の循環をいいます。
セルフドクターネット
https://www.selfdoctor.net/check/2004_04/check.html
簡単にできる血流チェック法
http://www.fine-bloodflow.com/knowledge/check.html
まとめ
- 血流を良くするためには、効果の期待できる食べ物を摂る
- 血流を良くする食べ物は「おさかなすきや」と覚える
- 血流が悪いとさまざまな病気の原因なる
- セルフチェックで自分の血流を知る
今回はいかがだったでしょうか?
血流を良くするだけで、さまざまな症状や病気を改善することができます。食べ物は、わたしたちの生活には欠かせないものですよね。
日々の食生活に、血流を良くする食べ物を上手にとり入れ、いつまでも健康体でいたいものです。
参考文献:日経Gooday http://gooday.nikkei.co.jp/?cs=hd_t
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