冬場、寒いところへ行くと頭痛くなりませんか?
むかし、スキー場へ行くと、あまりの寒さでこめかみあたりがズキンズキンと痛くなるときがありました。
辛いんですよね。
寒くなると、どうしてこんなこと起こるんでしょう?
実は、この頭痛を防ぐ方法があんですね。
その方法を知ってから、頭痛に悩まされることが少なくなりました。
今回は、わたしの知人に聞いたり、本やネットで調べてわかったことを紹介したいと思います。
寒いとなぜ頭痛くなる?
寒いと頭痛がおきるのは、外気温の変化により脳の血管が収縮したり拡張したりして神経を刺激するためなんです。
暖かいところから、急激に寒いところへ行くと、思わず「さぶっ!」と縮こまりますよね。
それと一緒で脳の血管も縮むんです。
また逆に寒いところから暖かい室内へ行くと、今度は血管が拡張します。
頭痛が起こるのは、寒暖の差が激しく、血管が収縮や拡張するために起こりやすくなります。
私も暑いところは全然平気なのですが、寒さにはめっぽう弱い母譲りの体質なんです。^^;
わたしたちの体は寒いと、いろいろなところに障害がでます。
「体を温めると病気は必ず治る」という著書があるように、「寒い」と感じる「冷え」は体になに一つ良いことはありません。
ですので、寒いところ(季節)では体を冷やさないことが絶対条件になります。
寒い場所では、寒くない格好をして寒さを防ぐのが鉄則です。
寒い思いをしてまでのファッショナブルな格好は禁物ですよ。
頭痛で悩むのが嫌ならば、暖かい格好をしましょう。
暖かい格好=野暮ったい格好ではないので。
実は体が冷えるのは季節や格好の問題だけでなく、日常生活でも知らずに体を冷やしているのです。
冷える原因はなんなのか?見ていくことにしましょう。
知らずに体を冷やしている行為とは?
体が冷えると免疫力及び、治癒力の低下、代謝の遅れなどで体のいたるところに悪影響を及ぼします。
食べ物で体が冷える
体を冷やす食べ物と温める食べ物は次のようにわけられます。
体を冷やすもの | 体を温めるもの | |
野菜 | キャベツ、レタス、小松菜、きゅうり、トマト、なす、セロリ、大根、白菜、わらび、かぶ | 人参、ネギ、玉ねぎ、ネキ、ごぼう、れんこん、かぼちゃ、にら、山芋、にんにく、生姜 |
穀物 | 白米、とうもろこし、はと麦 | 玄米、そば、ひえ、あわ、ごま |
果物 | バナナ、パイナップル、メロン、スイカ、レモン、柿、梨、キウイ | りんご、ぶどう、さくらんぼ、もも、いちじく |
海産物 | うなぎ、しじみ、あさり、うに、はまぐり、はも | まぐろ、かつお、鮭、さんま、かに、ほたて、海藻類、明太子 |
肉 | 豚肉 | 牛肉、鶏肉、ラム肉、鶏レバー |
飲料 | 牛乳、豆乳、コーヒー、緑茶、ビール、白ワイン、ウィスキー、清涼飲料水 | 生姜湯、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、日本酒、紹興酒 |
上の分類を見ると、これもだめ!あれもダメ!ではストレスたまり過ぎて返って頭痛くなりますよね。(笑)
ミイラ取りがミイラになってしまいます。
体を冷やす食べ物は食べてはいけないということではありません。
そんなことしたら必要な栄養素まで摂れなくなります。
なので、体を冷やす食材は加熱調理等して食べるといいですよ。
体が暖かくなる香辛料を使うのもいいですね。
冬場にアイスクリームや氷菓子を食べる人も多いですが、もってのほかですからね。
運動不足
便利な世の中になった反面、あまり体を動かさなくなりました。
実は私も、ほとんど運動してませんので、アップルウォッチでも買ってランニングでもしようかと最近思っています。(アップルウォッチを買う口実)
体は筋肉がつかないと、熱量が上がらず体温低下の原因になります。
特に下半身の筋肉は大切です。
なので、ジョギングやランニング、スクワットなどをして下半身を鍛えることは体温上昇に非常に有効です。
過度のストレス
強いストレスがかかるとアドレナリンやのノルアドレナリンの分泌が高まり、血管を収縮させます。
日頃からストレスは貯めないようにしたいものですね。
音楽を聞いたりカラオケでうたったりと、上手に発散させたいものです。
食べ過ぎ
食べ過ぎると胃腸に血液が集まるため、他の熱量を生産する部位への血液が低下します。
それが体温低下につながります。
逆に、少食にすると上の現象が逆転し、病気も治ってしまうほどです。
水分の摂りすぎ
水の飲み過ぎによる体温低下です。
体は冷えるものが入ってくると、冷やすまいとして外に出す働きがあります。
水分を多く摂るとトイレが近くなるのはこのためでもあります。
不要な水分を全部排泄できればいいのですが体に残る場合は「毒」になります。
いわゆる「水毒」と言うものです。
これが体を冷やしてしまいます。
頭痛とこめかみとの関係?
こめかみが痛くなるのは、寒さなどにより脳の血管は収縮します。
その後、暖かくなると今度は血管は拡張します。
このように収縮、拡張することで、こめかみの周りにある神経を刺激するため痛みを感じます。
このような頭痛を片頭痛と言います。
片頭痛(へんずつう、migraine)とは、頭痛の一種で、偏頭痛とも表記する。 頭の片側のみに発作的に発生し、脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴うのが特徴である。 軽度から激しい頭痛、体の知覚の変化、吐き気といった症状によって特徴付けられる神経学的症候群である。
片頭痛 – Wikipedia
片頭痛になった時の対策は?
軽い片頭痛なら、静かな場所で横になり安静にしていれば治ることもあります。
頭の痛い箇所を冷やすと拡張した血管が収縮されるため痛みが和らぎます。
コーヒーやお茶は血管を拡張させる働きがあるので、控えたほうがいいですよ。
まとめ
- 寒くなると頭痛がして、こめかみあたりが痛くなるのは、寒暖の差によるもの
- 脳の血管は収縮、拡張により神経に刺激を与えるために頭痛がおきる
- 常日頃から体を温める習慣を身につけるのが効果的
- そのためには、食事、運動、ストレス、食べ過ぎ、水分の摂り過ぎに注意する。
- 片頭痛になったら、痛むところを冷やし、安静にしていると治りやすい。
今回はいかがだったでしょうか?
これから寒い季節になってきますが、ぜひとも気をつけたいものです。
日頃の習慣を見直すだけでも、頭痛のみならず、体の調子が良くなります。
常日頃から体を冷やさないように注意して、寒い冬を過ごしたいものですね。
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