長く眼鏡をかけていると、鼻あてパッドの部分が緑色に変色してギョッとしたことありませんか?
眼鏡屋に持っていくのも手間だし、できることなら自分で取り除きたいものですね。
私も眼鏡を使用しているので、昔の眼鏡を引っ張り出したらなんと鼻あて部分が緑色になっているではありませんか。
そこで今回はこの緑色の物体を取り除いてみました。同じように悩んでいる方は参考にして貰えれば嬉しいです。
鼻あてパッドの緑色を取り除いた方法
まずは眼鏡の謎の緑色の物体を取り除くには、どのような方法があるか調べました。
- 爪楊枝で緑色のものを取り除く
- 酢やレモン汁をつけて取り除く
- 新品に交換する
このようなやり方がありましたが、なにかイマイチ「ピ〜ン」とこなかったんですね。
それでわたしが実際にやったのは、無水エタノールを使用する方法です。鼻あてパッドのシリコンは、精密ドライバーでかんたんに外せますので外して作業することにしました。
使ったものは下記のものです。
- 精密ドライバー
- ティッシュペーパー
- 爪楊枝
- 無水エタノール
まず、精密ドライバーでネジを外します。そうするとシリコンパッドが簡単に外れます。
それにしても汚い・・・^^;
爪楊枝でこすって取り除こうとしましたが、しつこくこびりついていて、なかなか取れません。
で、精密ドライバーの一番小さいマイナスドライバーを使い削り落としました。爪楊枝よりおすすめです。
メガネ本体の鼻あてパッド受けの部分にも緑色がびっしりこびりついていましたので、これも落とします。(写真ボケてしまいました。)
ここはマイナスドライバーが入りませんので、爪楊枝にティッシュペーパーを少し巻きつけ、無水エタノールに浸してグリグリしたらきれいになりました。
ついでにシリコンの鼻あてパッドも無水エタノールで拭き上げます。あとは外した時と逆のやり方でネジ止めするばおしまいです。
もう一方の鼻あてパッドも同じ要領で行います。これで薄気味悪い緑の物体が取れました。^^
しかし、この緑色の物体、気になりますよね?
鼻あてパッドの緑色の正体は?
この鼻あてパッドの緑色は緑青(ろくしょう)と言って、単なるサビなのです。^^;
サビって緑色になるの?と思いませんか?
緑色の銅像をみたことありませんか?
これは成分に銅が含まれていると酸化して緑色になるんですね。あの緑色は、銅が酸化したものなんです。
眼鏡の場合も同様で、鼻パッドを止めている眼鏡本体やビスも銅を含んでいます。そのため酸化すると緑色になるんです。
サビる原因は、皮脂や汗などの水分です。スポーツで汗をかいたりした時に、顔は洗いますが眼鏡も洗ってますか?
多くの人がそのままだと思います。
こういったことが原因でサビが発生してしまうんですね。
サビるのは鼻パッドの部分だけではありません。眼鏡を折りたたむヒンジの部分も緑色にサビることがあります。
眼鏡の青サビを防ぐお手入れと注意点
自慢ではありませんが、私は普段眼鏡のお手入れなんてしたことありません。^^
今の眼鏡はかれこれ10年くらいたちます。(良く言えば物持ちがいいんです)フレームと鼻あてが一体式なのでサビはないのですが・・・。
強いて言えば、光にさらすとレンズのコーティングが波打っています。換え時ですね?^^
日頃のお手入れは、汗をかいたら眼鏡も水洗いすることです。普段運動しないから大丈夫ではありません。毎日皮脂も付くし、知らず知らずに汗もかいているんですよ。
なので寝る前の歯磨きや顔を洗う時に眼鏡も一緒に洗ってあげましょう。
洗うと言っても流水で流す程度でいいんです。それだけでも効果はありますのでぜひ習慣にしたいものですね。(自分自身に言い聞かせています^^)
それともう一つ、大事なことがあります。
眼鏡は水で洗うのが基本です。お湯はNGです!
現在ほとんどがプラスチックレンズです。プラスチックは熱に弱いです。
またコーティングにも影響を及ぼしますので、必ず水を使用して下さいね。
眼鏡をきれいに保つ日々のお手入れ(メンテナンス)方法
眼鏡のレンズが汚れた時はどうしてますか?とりあえず、ティッシュペーパーでゴシゴシ・・・
なんてしてませんよね?
意外とやりがちなのですが、これはレンズを傷つけつる行為なんです。
ではどうするの?
まず息を吹きかけてレンズを曇らせます。次に柔らかいメ眼鏡専用布で優しく拭き取ります。こうするとレンズコーティングにも負担がかからず長持ちすしますよ。
とは言っても専用布で拭くのが面倒なんですよね。わかります(笑)
手元にティッシュペーパーしかない場合は息を吹きかけるのは同じですが、眼鏡専用布より更に優しく拭くのがコツです。
ティッシュペーパーって柔らかいようで意外と硬さがあり、物によっては研磨剤を含んでいるものもありますから注意してくださいね。
眼鏡を洗うには中性洗剤が一番適しています。
多くの眼鏡レンズにはコーティングが施されています。
このコーティングはアルカリ性なんです。
緑のサビを落とすには酢やレモン汁を使う方法があると言いました。
サビはアルカリ性で、酢、レモン汁は酸性です。アルカリを酸性で中和させて汚れを取るということなんです。
それからレンズのコーティングもアルカリ性ですから作業中に液がかかるとコーティングが剥がれてしまいます。
酢やレモン汁を使用する時はティシュでレンズを包むなりして、レンズに液がかからないように注意して下さいね。
まとめ
- 眼鏡の鼻あてパッドの緑の物体はサビ
- 青サビを取る方法は色々ある
- 本体から鼻あてパッドを外すとやりやすい
- 青サビを防ぐためにお手入れを習慣化する
- レンズはゴシゴシ擦らない
- ティッシュペーパーは意外と傷つきやすいので要注意
- 洗うときはお湯は使わない
今回はいかがでしたか?
鼻あてパッドを取り外す時は、広いところで行いましょう。ネジが小さく、床に落とすと見つけるのが大変です。私は落として見つけるのに時間かかりました。^^;
緑のサビは意外と目立ちます。
サビを落として、いつもきれいな眼鏡で第一印象を良くしたいものですね。
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