本当にお金に困って、借りるあてが無い時はお先真っ暗ですよね?
わたしにもそんな時期があったんです。
カードローンも枠いっぱい、キャッシングにも手をつけてと。このまま行ったら取り返しつかないと思い、最後の手段で国が貸してくれる総合支援資金の話を聞きに行った過去があります。
今回は、その時に職員さんから説明を受けた内容を赤裸々にお伝えしますね。手遅れになる前に参考にして下さい。
国からお金を借りる生活福祉資金貸付制度とは
生活福祉資金貸付制度とは、低所得者や障がい者世帯の経済的自立と生活の安定化目的にした、無利子、またな低利子での貸付制度です。
市区町村の社会福祉協議会が窓口になって貸付を行っています。
利用したい方や説明を聞きたい方は役所で「生活福祉資金貸付制度の話を聞きたいのですが」といえば案内してくれますよ。
わたしは、市の社会福祉協議会を調べて説明を受けに行きました。説明された職員さんが、家のそばの支所でも可能ですとのことで、説明後、近くの支所の職員さんを紹介してくれました。
相談内容はすべて支所の担当者に伝えておくとのことで、2度同じ事をやり取りせずにスムーズに進むよう、手配してくれたんですね。
なので、近くの管轄の支所があれば最初からそちら行ったほうがいいです。
参考
都道府県別社会福祉協議会はこちらから調べることができます。 |
国からの貸付金の種類は大きく分けて4種類
- 総合支援資金
- 福祉資金
福祉費
緊急小口資金 - 教育支援資金
- 不動産担保型生活資金
不動産担保型生活資金
要保護世帯向け不動産担保型生活資金
このような種類があります。
今回は、緊急小口資金について説明しますね。
というのは、緊急小口資金意外の貸付は審査を通ったとしても約1ヶ月程度かかるからです。なるべく早く借り入れたいのであれば1週間くらいで借りれる緊急小口資金しかないのです。
では、緊急小口資金とはどのようなものなんでしょうか?また、借りれられる可能性は高いのでしょうか?
国からお金を借りる緊急小口資金とは
緊急小口資金とは、お金がなくて、生活するのが困難になった場合に限り少額を貸付する制度です。
このことから、あまり待たずして借りられる理由がわかると思います。
では、対象となるのは、どのような世帯なのでしょう?
緊急小口資金の対象者は、低所得世帯、障がい者世帯、高齢者世帯になります。
低所得世帯とは
1ヶ月の世帯全員の収入が生活保護法に基づく生活扶助基準額の1.7倍以下の世帯
生活扶助基準額
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/dl/seikatuhogo03.pdf
障がい者世帯とは
障がい者手帳などの認定者や障害者総合支援法のサービスを受けている世帯で1ヶ月の世帯全員の収入が生活保護法に基づく生活扶助基準額の2倍以下の世帯です。
高齢者世帯とは
65歳以上の高齢者がいる世帯が対象になります。さらに、世帯全員の1ヶ月の収入が、生活保護法に基づく生活扶助基準額の2倍以下の世帯です。
国からお金を借りた場合の使いみちと貸付限度額
- 資金の用途は下記の通りです。
- 医療費や介護費の支払い
- 火災等の被害で生活が困難
- 年金や保険などの支給開始までの生活費
- 会社からの突然の解雇、休業による収入減
- 税金や健康保険などの支払いにより支出増加
- 公共料金滞納による生活費
- 生活困窮者が支援を受けるための経費
- 給与等の盗難による被害にあい生活費が捻出できない
- その他、上記と同じような事由があり、緊急性があると認められた時
以上の理由により貸付を受けることができます。
なお、この緊急小口資金の貸付は無利子、無保証人で借り入れることができます。
借入金額は10万円が限度です。
返済は最大2ヶ月据え置きで、1年以内です。
では、次に実際に社会福祉協議会へ相談しに行き、職員さんに話を聞いたので紹介します。
実際に社会福祉協議会へ出向いて話を聞いてきた内容
まず、当たり前ですがどうして資金が必要なのか?また現在どのような仕事をしていて、月収はどのくらいなのか?家族構成は?などを聞かれます。
その後、生活福祉資金の種類、内容を説明して、今回はどの資金が適用されるか判断してくれました。
借りれるのならできるだけ早く借りたい旨を話すと、職員の方は緊急小口資金を勧めてくれました。
この緊急小口資金ですが、説明を聞くと色々と制約があるんですね。
特に重要なのは就職!(当時諸事情により収入がなかったので)です。それとタイミングです。タイミングを逃すと借りれなくなりますのでここは要注意ですよ。
資金借り入れの申請は下記の書類が必要です。
- 緊急小口資金借入申込書
- 住民票
- 健康保険(免許証)等の写し
- 収入が分かる書類(預金通帳等)
- 念書
- 借用書
- 借入金使徒明細書
- あとは、借入の根拠となる書類が必要です。
たとえば、収入源により借入の場合は、採用通知書または雇用条件通知書などです。会社に頼んで書いてもらわないといけません。
会社には知られたくないようでしたら無理かもですね。
私の場合は、就活中で内定もらっていたので、採用通知書は大丈夫かな?と思っていました。
ただ、タイミングは重要です。
すぐに働いたとします。
もちろん給料は1ヶ月後ですよね?貸付の審査が通ったとして、申請が遅れると、貸付日が給与日と近くなりますよね?
そういうケースでは貸してもらえなくなります。最低借入から1ヶ月程度は収入がない状態でないと借り入れられないんですね。
それから、他の借金返済のためにこの緊急小口資金を利用することはできません。
申込書に負債状況を書く欄がありますが、ここが借入だらけだと、まず無理と思って下さいとのこと。かと言って嘘を書くのはもってのほかですよ。
嘘をつかない、書かないで正直に話をすれば職員さんも色々とアドバイスをしてくれます。わたしも職員さんのアドバイスでなんとか助かりましたしね。
正直に話をすることを心がけましょう。
職員さんのアドバイスは、無駄な支出はないか?売れるものはないか?もう一度見直してみて見て下さいと言われました。
まさに、お金を借りることで頭の中がいっぱいで、きちんと考えられる状態でなかったのですね。^^;
国から借入するには、職を見つけるのが最優先
上でも話しましたが、この緊急小口資金は給付ではなく貸付です。返せるアテがないと貸してくれません。
そりゃそうですよね。^^
なので、無職の状態であれば、まず貸してくれないと思ったほうがいいです。
最短で借り入れしたいのであれば、職安や折込チラシで職探しをして収入を確保するのが先決です。それから社会福祉協議会に相談に行くなりすれば、収入のメドがあるということで借りやすくなります。
まとめ
- お金に困ったら生活福祉資金貸付を考える
- 最短で借り入れできるのは緊急小口資金
- 相談する前に職を見つけるのが先
- 嘘書かない、嘘付かない
- 正直に困っている旨相談する
お金に困ることは誰にでも起こり得ることです。下手に闇金とかに手をつけるより先に、公共機関を利用してみましょう。
世の中まだまだ捨てたもんじゃないですよ。
この期間乗り越えれば後は少しずつでもきっと楽になります。くれぐれもヤケにならず、泥沼にはまらないように気をつけたいものですね。
参考文献:社会福祉協議会,厚生労働省
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